2010年12月8日水曜日

【近刊】平倉圭『ゴダール的方法』、12月25日発売予定

今し方すべて校了いたしました。というわけで、出ます。もう出ます。本当に出ます。

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平倉圭著
『ゴダール的方法』


HIRAKURA Kei, GODARD'S METHOD(S)

ハイ・レゾリューション・ゴダール!

その音‐映像を0.1秒オーダーで注視せよ。
高解像度の分析によって浮かび上がる未聞のJLG的映画原理。
映画史=20世紀史を一身に引き受けようとするゴダールは、映画に何を賭しているのか?
そして21世紀のゴダールはどこへ向かうのか?
映画論の「方法」を更新する新鋭の初単著。ゴダールとともに、知覚経験の臨界へ!


《ゴダールの映画にもまた、そのような「新たなる視聴」の誕生を促す高解像度のスタイルがあると言うことができるだろう。本書はいわば映画の「新しい観客」としてふるまい、ゴダールの映画をデジタル編集台で操作・変形することで分析の解像度を更新しようとしている。私たちは編集台に接続し、高解像度ゴダールの経験に突入する。そして他人の映画をヴィデオテープやDVD、あるいはネット動画から引用して再編集してしまうゴダールの映画のなかには、私たちがそのような「新しい観客」としてふるまうことを押しとどめるいかなるものも存在しない。》(本書序章より)

2010年12月25日発売予定

A5版上製336頁
装幀:間村俊一
装幀用図版:『ゴダール・ソシアリスム』(ジャン=リュック・ゴダール監督作品、2010年)
定価:本体3,200円+税
ISBN978-4-900997-31-8

▼目次

序章 新たなる視聴
 1 思考  2 方法  3 来歴
第1章 結合
 1 正しさ   2 〈と〉と失語   3 実例教育
第2章 問いと非応答
 1 ミキシング   2 非応答   3 問い=拷問
第3章 見逃し、聴き逃し
 1 複数の顔   2 複数の視‐聴   3 こことよそ
第4章 類似
 1 ディゾルヴ   2 ダイアグラム   3 分身
第5章 受苦と目撃
 1 記憶喪失   2 受苦   3 目撃
再圧縮
あとがき/英文梗概/フィルモグラフィー/索引

▼著者

平倉圭(ひらくらけい)
1977年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門は芸術論、知覚論。美術家としても活動をおこなう。現在、横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程講師。著書(共著)に『美術史の7つの顔』(未來社、2005年)、『ディスポジション——配置としての世界』(現代企画室、2008年)。論文に「識別不可能性の〈大地〉——ジル・ドゥルーズ『シネマ2*時間イメージ』」(『思想』999号、2007年)ほか。http://hirakurakei.com/

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▼Errata

*110頁、ダイアグラム7、左列:上から9番目の図版を、上から7番目の場所に移動。
*145頁、註10、149頁、註21、169頁、註38:「ある映像の調査」→「ある映像についての調査」
*208頁、4行目:「その間の「灰」」→「その間に「灰」」
*221頁、註46、3行目:「二〇〇五」→「二〇〇五年」
*321頁(xiii頁、フィルモグラフィー):「Six fois deu」→「Six fois deux
*327頁(vii頁、索引):「蓮實重彦 99, 294」→「蓮實重彦 99, 128, 294」


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刊行記念イヴェントも計画中。乞うご期待。とりあえずは、何を差し置いても、まずは、以下を。今週末! 『ゴダール的方法』刊行記念プレイヴェント……ではありませんが、そうお考えいただくのも自由です。

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【以下のイヴェントは終了いたしました。ご来場の皆様に深謝。】

スペキュラ 21世紀芸術論
SPECULA #6「群れと変容」
平倉圭
+池田剛介・千葉雅也

2010年12月11日(土)14時〜17時
東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部 中央棟1F 第一講義室
入場無料

《群れについて考えたい。そして自己の変容可能性について。個体には群れのようなところがある(幼児の身体はばらばらに動いてまとまりがない)。群れには個体のようなふるまいがある(舞い降りるムクドリたちは大きなひとつの影のようだ)。両者を通底させることは論理的な誤りを含む。だがその誤りを通して、おそらく自己の変容が実行される。観察から出発する。》

http://www.geidai.ac.jp/labs/specula2010/

★当日、『ゴダール的方法』の予約販売受付をいたします。会場で配布いたします用紙にご記入いただければ、(1)書店店頭に並ぶより先に、かつ、(2)割引価格でお届けいたします(代引き)。ぜひ。