2010年5月11日火曜日

【速報】故・小島一郎「第26回写真の町東川賞 飛彈野数右衛門賞」受賞


北海道上川郡東川町が運営している「写真の町東川賞」。今年より創設された「飛彈野数右衛門賞」部門を故・小島一郎が受賞いたしました。小社より刊行しております『小島一郎写真集成』が評価されました。

以下、佐藤時啓氏による審査講評の該当部分を引用いたします。

《今年から新設された飛彈野数右衛門賞。東川に生まれ、長年にわたり、地元の光景を記録し続け、第17回特別賞を受賞された飛彈野氏の業績を偲ぶ賞である。地域の人、自然、文化等を撮り続け、地域に対する貢献が認められる個人(プロ・アマ不問)を対象に今回から創設された。初回である今回は、今後に向けて、賞の位置付けに対する議論から始まった。物故者のノミネートも多かったことから、誰に賞を出すのかという議論もあった。しかしながら審査会では机上に並べられた写真を見つめ、そこから選出することしかできない。今年は多くの議論があったが、『小島一郎写真集成』の写真の美しさと魅力は群を抜いて我々に訴えかけた。氏は青森の出身であり、1964年に39歳で夭折している。時代に翻弄されながらも、故郷青森をみつめ、津軽を中心としながら青森全域においてその風景と習俗を写真美に高めた。しかしながら、この作風は時代の流れの中では必ずしも十分な評価を残さなかった。その僅かな生の間に残された作品の数々の美しさ。2010年に飛彈野賞として顕彰することは必ずや意味があるはずだ。》

賞の詳細については上掲の東川賞のサイトをご覧ください。

他部門もふくめた受賞作家作品展が、8月に東川町にて開催される「東川町国際写真フェスティバル」の枠内でおこなわれる予定です。詳細は追って告知いたします。