2010年2月19日金曜日

『斜線の旅』書評@『週刊文春』石川直樹さん

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昨日発売の『週刊文春』最新号(2010年2月25日号)の「文春図書館」で、管啓次郎著『斜線の旅』が書評されています。評者は石川直樹さん。

《『斜線の旅』は、発見や事件が主軸の生活記でもなければ、移動の径路や出来事を追う旅行記でもない。一方向へ向かう強い矢印があるわけではないのだ。しかし、それは旅の本質を示していた。海を越えるとまた別の島があるように、偶然の出会いによって結ばれた先には思いも寄らない行き先が見えてくる。地名を手がかりに歩き始めても、結局「言葉を失うどこかへと行き着いてしまう」という著者の紀行は、どこか懐かしく、しかしどこまでも新しい。》