2009年6月30日火曜日

2009年6月29日月曜日

小島一郎+森山大道展、本日より


上の写真は昨夜の展示作業より。展覧会は今日から始まります。ぜひご来場下さい。なお、会場にて、『小島一郎写真集成』を販売しております(会場限定価格です)。

第21回写真の会「写真の会賞展」
『小島一郎写真集成』+森山大道『北海道』

ギャラリーPLACE M(プレイス・エム)
2009年6月29日(月)〜7月5日(日)
開館時間:13:00〜19:00
〒160-0022
東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F
TEL / FAX:03-3358-3974
http://www.placem.com/

詳細はこちらをご確認ください。
http://inscriptinfo.blogspot.com/2009/06/629.html

2009年6月26日金曜日

「小島一郎の「東京」」リーフレット


既報の通り、来週月曜日(6月29日)より1週間、東京・新宿のギャラリーPLACE Mにて、小島一郎+森山大道展(「写真の会賞」展)が始まります。上掲のリーフレット「小島一郎の「東京」」を会場で配布いたします。青森県立美術館学芸員・高橋しげみさんによるテキストなどを掲載。ぜひお越しください。

2009年6月24日水曜日

YIDFF2009 International Competition

http://www.yidff.jp/2009/program/09p1.html

速報。15作品が決定。留意すべきは、中国作品が1本もないということでしょう(ここ3回連続で大賞は中国作品が受賞。うち2本が王兵なわけですが)。

ここにはまだ載っていない別の特集企画も調整中との噂。

2009年6月23日火曜日

『小島一郎写真集成』@『週刊文春』山崎努「私の読書日記」

『週刊文春』最新号(2009年6月25日号)の「私の読書日記」欄で、俳優の山崎努さんが小社の『小島一郎写真集成』を取り上げています。以下、引用──

×月×日
 東北の寒村を旅行してきた友人と一夜酒を飲んだ。旅の成果を聞くのは愉しいものだ。ところが彼は一向に喋ってくれない。そう、他人に話さず胸に納めておきたい体験もある。きっといい旅だったのだ。かわりに『小島一郎写真集成』を見せてくれた。昭和三十年代の津軽を撮った作品集で、深く黒光りした農家の床板、綿入れ半纏を着て鼻水を垂らす子供、ぬかるんだ泥道が美しく、懐かしい。あの辺は今もこんな感じ、と友人がにっこり笑った。(…)

発売は先週だったのですが、いましがた気がつきました……。明後日にはもう次の号が発売されます。

2009年6月18日木曜日

『小島一郎写真集成』@『いける本・いけない本』アンケート


出版関係者など有志が寄稿し、発行している小冊子『いける本・いけない本』の最新号(10号、2009年夏)の「いける本・いけない本 大アンケート」にて、小社刊『小島一郎写真集成』が取り上げられました。「いける本」のほうでした……。選者は、大月書店の西浩孝さん。3冊挙げられていて、『小島集成』のほかが、『わが内なる樺太』(石風社)と『女性誌の中の永瀬清子』(ドメス出版)。たいへんしぶいセレクトですが、私より若い方だったはず……。今号ではアンケートには21人の方が回答。通例の出版物アンケートではあまり見ない、「いけない本」も選出している(していない方もいます)、というのがこの小冊子のひとつの特徴。

『いける本・いけない本』は、年2回刊行、発行はムダの会(奥付には「いける本・いけない本」編集室とありますが)、発売はトランスビュー。定価200円となっていますが、一部書店では無料配布されています。問い合わせは、トランスビューさんへ。



ところで、上記のリンクを捜していて見つけたのですが、石風社さん(ちなみに福岡の版元です)の「2009年の出版予定」というページに、渡辺考『神聖喜劇再び(仮題)』というのが挙がっていますね。ETV特集の書籍化、でしょうか(渡辺さんというのは、くだんの大西巨人の回のディレクターですね)。楽しみです。

2009年6月16日火曜日

伊藤俊治さんの小島一郎論@『ニッコールクラブ会報』

以前も当欄でご紹介したことのある『ニッコールクラブ会報』の最新号(209号、2009年夏号)に連載されている伊藤俊治「日本・現在・写真」第17回にて、小島一郎が取り上げられています。「時と場所との対話──小島一郎/北の漂白の軌跡」。全4頁。小社刊『小島一郎作品集成』に収録の高橋しげみさんの小島論の著述をもとに小島の履歴を追いつつ、以下のように纏めています。末尾を引用、やや長めに──

小島一郎は日本が大きく変貌してゆく戦後から高度成長期にかけて、都市化と近代化の激しい波のなかで地方の寒村に生きる人々の生と生活を自らの心象を投影させ、慈しみながら描きだしていった。終戦後まもなく敗残兵として中国大陸から帰り、焼け野原と化した故郷で焦げた家々の点在する光景を目にして異様な衝撃を受けた小島にとって、大地と結びつきながら鍬を入れたり網を投げたりして働き続ける人々の寡黙な情景はそれだけで強く胸を打つものだった。時代から取り残されてゆく農村や時の潮が引いてゆく漁村の錆びれた風景は、その地と同化した写真家が第一に目を向けなければならないテーマであり、そのことを小島は強く自覚し続けた。しかしその北の果ての軌跡にはさまざまな矛盾や困難がつきまとい、自己と郷土の間の裂目は年を経るごとに広がっていった。私たちはその暗い裂目から浮びあがる地域や風土に帰属することのない個の揺らぎを見つめる必要があるのかもしれない。その揺らぎこそが確実に次世代の写真家たちに受け継がれる、日本の写真表現の新しい情動の震えだったのだから。

同誌をご希望の方はニッコールクラブ事務局までお問い合わせ下さい。

2009年6月15日月曜日

装丁と文学

http://d.hatena.ne.jp/bungeijournalism/20090525/p1

主宰? 「間村先生」とあるのはむろん装幀家・間村俊一。いらっしゃりたい方はどうぞ。水曜5限16時半から。教室は、こちら(PDFファイル)に載っています。

2009年6月12日金曜日

映画論イヴェント3×3

さらにもうひとつ。ちょっと早めですが、今月最終ウィークエンドの過ごし方をご案内。映画論のフロンティア、と言っておきましょう。ぜんぶ行くがよろし。なお、土曜日のだけは私が惹句を書いています。まぁいいじゃないですか。

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平倉圭博士論文「ジャン=リュック・ゴダール論──編集/ミキシングによる思考」最終審査会
2009年6月27日(土)14時〜17時頃
東京大学 駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム3
審査員:田中純・松浦寿輝・石田英敬・蓮實重彦・前田英樹
★公開審査、参観自由
http://hirakurakei.com/

編集台上のゴダールの身振りを自らの解析の手つきへと累乗反復させるDVD時代のイメージ分析者・平倉圭は、音/映像の連鎖を1/24秒スケールで注視する。ショットとショットを繋ぐゴダール的原理を説き明かすその試みは、バザン、ドゥルーズ、ディディ=ユベルマン、ランシエールらの所論に抗し、ゴダールの真の(あるいは擬の!)野心へと迫る。それはまた同時に、フィルムを見る/聴くという私たちの経験の可能性と限界とを再帰的に問い直すことになるだろう。映画論・映画研究の方法論を更新する平倉ゴダール論、最新報告。(ただし、報告は最初の30分、あとは審査員との質疑応答が2時間ほど、ですから、悪しからず、為念。)

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明治学院大学 第14回 日本映画シンポジウム
2009年6月28日(日)10時〜17時半
明治学院大学 白金校舎 1101教室
登壇者:門間貴志・岸富美子・四方田犬彦・晏妮(アン・ニ)・上野昂志・李櫻(リ・イン)(以上、発表順)
★入場無料、参観自由
http://www.meijigakuin.ac.jp/event/archive/2009-05-26.html

1930年代に岩崎昶が上海に遊び、当地の映画のすばらしさを帰国後に喧伝したとき、日本と中国の長い映画交渉史は始まった。その後、日本の中国侵略と満洲国の成立という不幸な時期を挟み、日中の映画人はお互いに映画を見合っては切磋琢磨を続けてきた。少なからぬ日本人が新中国の映画制作に協力し、現在では中国から日本に渡って映画を撮り続けている監督もいる。倪震(ニーチェン)・四方田犬彦『日中映画論』(作品社)、晏妮(アン・ニ)『戦時下の日中映画交渉史』(岩波書店近刊)の刊行を記念して、記録映画からメロドラマまで、広大な領域にわたって繰り広げられた両国の映画往還のあり方を、ここに歴史的に検証する。

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蓮實重彦特別講義『映画あるいは「類似の罠」』完結編
2009年6月29日(月)18時半〜
アテネ・フランセ文化センター
★参加費1000円、入場先着順
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/h/h.html

2008年秋の紀伊國屋サザンシアターにおける「映画論講義特別篇」の主題をドゥルーズ批判の立場からさらに深め、新たな実例を多数分析することで、より実践的な理論化をめざす待望の完結編!

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……そして、さらに翌日6月30日(火)からは、昨年物故した偉大な映画作家をめぐる展覧会が始まるわけで、皆様におかれましては初日から駆けつけていただきたいわけですが、それについてはまた追ってご案内いたしましょう。

エマニュエル・リヴァ展@大阪、7月16日から



つづけてこちらもご案内。昨年末の東京、今年4月のパリでの展覧会を経て、来月大阪でエマニュエル・リヴァ展が開催されます。7月16日から29日まで、大阪ニコンサロンです。ニコンのウェブサイトに情報が掲載されておりますので、そちらから転載いたします(一部修正しています)。(上掲は案内ポストカード。クリックすると大きくなります。)

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エマニュエル・リヴァ展
[HIROSHIMA 1958]
2009年7月16日(木)〜7月29日(水)
大阪ニコンサロン

11:00〜19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休
会場アクセスはこちら

戦後映画を代表する監督のひとりアラン・レネの長編作品『ヒロシマ・モナムール』(公開時の邦題は『二十四時間の情事』)が公開されて、今年(2009年)で50周年を迎える。戦後の広島を舞台に、戦争の記憶と異文化の出会いを描いたこの傑作は、マルグリット・デュラスの原作とともに世界中の人々に親しまれてきた。自らも第二次大戦に苦悩したデュラスの平和へのメッセージは、今日さらに重要さを増しているとも言える。
岡田英次とともに映画に出演したフランス人女優、エマニュエル・リヴァが、当時訪れた広島で撮影した写真が、一昨年(2007年)発見された。1958年当時の広島の子供たちを中心に、ロケの様子や当時の町が克明に記録されている貴重な写真である。6×6サイズのモノクローム写真で、撮影時期は1958年の9月初めと思われる。技術的にも、また対象の選択においてもとてもアマチュアとは思えない、卓越した視線が伺える興味深い写真でもある。エマニュエル・リヴァは、これらの写真をカメラとともに大切に保管していたが、50年という節目に際して、ぜひ日本で見ていただきたいと考え、展覧会の実現となった。
なお、展覧会にあわせ、写真集『HIROSHIMA 1958』がインスクリプト社から発売された。

──

というわけで、小社刊行の『HIROSHIMA 1958』(エマニュエル・リヴァ写真、港千尋ほか編)は現在2刷、好評発売中。会期中のイヴェントなどは未定です(→17日に開かれます。詳細はこちら【7月13日追記】)。今回はリヴァさんはいらっしゃいません……たぶん、いまのところ。

小島一郎+森山大道展@東京・新宿、6月29日から



小社刊行『小島一郎写真集成』(青森県立美術館監修、現在3刷)が第21回「写真の会」賞を受賞しましたことは既報のとおりですが、その受賞展が今月末より開催されます。6月29日より1週間、東京・新宿のギャラリー「PLACE M」にて。同時受賞の森山大道との共演です。以下、主催の「写真の会」によるプレスリリースを転載いたします。(上掲は案内ポストカード。クリックすると大きくなります。)

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第21回写真の会「写真の会賞展」開催および授賞パーティーのお知らせ

[第21回「写真の会」賞授賞作品]
『北海道』
作者:森山大道
発行:RAT HOLE
発行年月日:2008年12月

『小島一郎写真集成』および小島一郎研究
作者:小島一郎
監修:青森県立美術館
発行:株式会社インスクリプト
展覧会期日:2009年1月10日〜3月8日
発行年月日:2009年1月10日
受賞者:青森県立美術館・高橋しげみ、インスクリプト・中村大吾

[プレスリリース]
写真の会は、2009年春、第21回「写真の会」賞として上記、二つの仕事に対して授賞を決定しました。その受賞展を、今年も新宿のギャラリーPLACE Mで下記の会期で開催します。昨年度の写真の仕事として、極めて内容の濃いこの二つの業績をご覧いただきたいと思います。また、2009年7月4日(土)の17時より、ギャラリーPLACE Mにて、受賞パーティーを下記の要領で開催しますのでお知らせいたします。受賞作をご覧になりながらの授賞式とパーティーです。[なお、小島一郎の展示に関しましては、『小島一郎写真集成』に所収されている作品より、東京在住(61年〜64年)に撮影した作品を中心に展示いたします。]

[展示会場]
ギャラリーPLACE M(プレイス・エム)
2009年6月29日(月)〜7月5日(日)
開館時間:13:00〜19:00
〒160-0022
東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F
TEL / FAX:03-3358-3974
http://www.placem.com/

[受賞記念パーティー]
2009年7月4日(土)17時〜
場所:ギャラリーPLACE M(写真の会賞展と同じ会場)
受賞作をご覧になりながらの授賞式とパーティーです。
会費:2,000円
どなたでも参加できます。持ち込み大歓迎です。
会場で、写真の会賞の選考過程や選評などを掲載した「写真の会」会報66号を、参加者のみなさまにお渡しいたします。

──

森山さんの『北海道』は1978年に撮影されたものが初めてパブリッシュされた一冊。664頁の大部。森山さんと小島一郎をつなぐ線については当欄でも以前紹介しましたが、今回の受賞展は奇しくもそのふたりによる共演となりました。いずれも「北」をめぐる写真です。

PLACE Mの会場をふたつに区切り、森山展・小島展はそれぞれに構成されます。小島展は、「東京の夕日」5点(1961-63年)および「下北の荒海」7点(1961年)、計12点のオリジナルプリントほかを展示予定。小島一郎が東京に在住していた時代に撮影/発表された作品です。小規模な展示ではありますが、青森県立美術館の回顧展の縮小版ではなく、東京での開催という地場/磁場を引き受けての展示構成(同館学芸員・高橋しげみが担当)を企図しています。──題して、「小島一郎の「東京」」

どうぞご来場下さい。7月4日のパーティもぜひ。

2009年6月11日木曜日

ゴダール氏、ハリウッドに行く

http://eiga.com/buzz/20090608/12

http://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/news/e3i3506b270c4e1b2d9d5284c9d1c969734
http://www.reuters.com/article/filmNews/idUSTRE55315A20090604

http://passouline.blog.lemonde.fr/2009/06/08/mr-godard-va-a-hollywood/

「eiga.com」(日本語)の記事のリソースは、おそらく「The Hollywood Reporter」(英語)ないしそれを配信した「Reuters」(英語)で、それを受けて「Le monde : la république des livres」(仏語)が取材記事をブログに掲載。とりあえずピックアップ。読んだら追記するかもしないかも。



もっと先に掲載すべき自社出版物関連の(!)情報があるのですが、ちょっと落ち着きましたら。あとすこし……。このメモも無関連というわけではぜんぜんないのですが、それはまだ先のはなし。

2009年6月10日水曜日

work in progress

お待ちになっている方がいらっしゃるのかどうか分かりませんが、すみません、次の更新、しばらくお待ち下さい。あと、もう、すこし……。





現在進行中のゲラ。7月下旬刊行です。詳細は来月初めにご案内します。ちなみに、この本のある頁でなぜか刊行済みの本としてリファーされていたりしまして……。

2009年6月3日水曜日

RIP MS

ディシプリンやディヴィジョンとしての哲学に対して、アート、ないし人文主義者のたしなみとしての哲学は、すくなくともその余白・マージンに存在を認められるべきものだろう。わたし自身はほとんどもっぱらそのマージンばかりを歩いてきた(…)(「いま、哲学とは何か」[2006年]より)

いま手許に持ち合わせている一冊から引きましたが、さらばとて、さらばこそ、余人に代え難き哲学者に、名著『ヨーロッパ精神史入門』をさらに拡張させて、気宇壮大たる〈通史〉をお書きいただきたかった。と申し上げたらお笑いになったかもしれませんが。遅ればせながら『集』を揃えようかと。ふかく追悼。



御案内告知等諸諸停滞気味……ですが……次回……6月10日に一斉にエントリー……予定……。